若山美術館

Welcome to our homepage

若山美術館便り

若山美術館スタッフより

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
本年も様々なイベントを企画しております。
よろしくお願いいたします。



イベント


平成24年1月

「現代美術講座のご案内」

 若山美術館では2012年1月から美術史家・美術評論家の小倉正史氏を講師にお迎えした講座が始まります。学生の方、アーティストの方、一般の方、皆さん奮ってご参加ください。

題:「今日の現代アートはどのようにもたらされたのか」

内容:モダン、ポストモダンを経過した1980年代末から90年代初頭にかけての変動から、21世紀の今日までのアートの動きをなぞり、第二次大戦前のマルセル・デュシャンとその時代、そして戦後のコンセプチュアル・アートを中心とする時代について、あらためて喚起する予定。理由は、それらの影響が地球的な規模で底流にあったことが、今日のアートを見る上で必要と思われるからです。全体を通しての視点は、アートの作品に寄り添いながら、それらの根底にある状況に対する感受性と考えかたに重点を置き、同時に、アートの作品を見る側の作品とそれが生みだされる背景に対する解釈と理論についての紹介をして行くつもりです。おそらく、最近のアートでは、社会とアートとをどのように折り合いをつけて行くかという問題が重要であったことが浮かび上がるのではないでしょうか。


講座日時:1月20日(金曜日)17:00より

場  所:若山美術館5階企画展示室

     104-0061 東京都中央区銀座2-11-19国光ビル

     03-3542-3279  info@wakayama-museum.com


なおこの講座は、当館の他に都内の下記の2ヵ所でも受講することが出来ます。

講座日時:1月21日(土曜日)19:00より

場  所:HIGURE17-15cas  116-0013 東京都西日暮里3-17-15

     03-3823-6216  ozawaroom@gmail.com


講座日時:1月22日(日曜日)16:00より

場  所:ギャラリー パラグローブ 166-0012 東京都杉並区和田3-54-5

     03-3315-6950  360para@jcom.home.ne.jp


受講料:ぞれぞれ 各回1,500円

講師紹介:小倉正史 1934年生、美術評論家
フランス芸術文化勲章受章、東京にて活動。
日本語著作:現代美術アール・ヌーヴォ―からポストモダンまで(共著)、1989年。
展覧会キュレーター:カトリーヌ・ボーグラン、赤い死のマスク(1994年)、
Sarkis-Zone(1994年)、都市の風景 バンコック(2003年)。
シンポジュウム参加:大阪国立民族学博物館、(2003年)。


平成23年4月


常設展(5月より開催)


「正ちゃんとその仲間たち展」

An Adventure of Printed Media

正ちゃん
東風人(画) 小星(作)「正ちゃんの冒険」(朝日新聞社)1924・07・06

4月開催の予定でしたが、諸事情により5月開催となります。
ご了承ください。


平成23年1月


常設展示室 増設!
「ラファエル前派 作品展示」

常設展示2

  • 「Queen Summer or the Tourney of the Lily & the Rose」(1891)
  • 「SHAKES PEARE'S TWO GENTLEMEN OF VERONA」(1894)
  • 「Proserpine」(1877)

 ラファエル前派とは19世紀の中頃、産業革命によって急激な近代化を遂げたヴィクトリア朝のイギリスで 絵画の革新を目指そうという理想を抱いた19歳から23歳の若い美術家・批評家(詩人など)から成るグループで、 1848年に『ラファエル前派兄弟団(PRB)という名前で設立されました。 この運動は19世紀後半の西洋美術において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義美術の先駆と考えられています。

 「ラファエル前派」という言葉は当初、自然科学的な正確さで描写された兄弟集団の作品に対してだけ向けられたものであり、 彼らの作品は様式上の革新と旧来とは一線を画した主題の選定によって特徴づけられています。 若い芸術家たちは当時の支配的な芸術理念を拒絶し、一人一人がそれぞれに彼らの考える精神的で、 徹底的に写実性を重んじた態度で芸術と取り組んでいました。 中世芸術のさまざま主題や15世紀のイタリア美術の生き生きとして鮮やかな色彩に魅了された彼らにとって、 ラファエロやその追随者の好む古典的な人物像や構図は唾棄すべきものであったはずです。 彼らの作品に見られる装飾性はユーゲントシュティールを先取りするものであり、1843年に解散することになりますが、 そこに属した芸術家の多くは彼らの念頭に置かれた課題、つまり、自然の多様化をそのままにカンヴァス上に定着する という課題から離れることはありませんでした。

 ラファエル前派の第二期はロセッティに代表されます。 彼は特にエドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ(1833‐1898)やウィリアム・モリス(1834‐1896)の影響から 疑似中世主題に向い、彼の生み出した女性像は今日の美人画の典型のひとつとなっています。 19世紀末にはラファエル前派の影響が応用美術の世界、ステンドグラスや家具デザインにも及んでいきまた、 この時期には芸術のあらゆる側面で変化が生じ、ロイヤル・アカデミーもイングランドにおける芸術の潮流の支配権を 徐所に放棄せざるおえない状況となっていきました。 さらに19世紀には芸術を保護後援する役割が貴族階級から新たに生まれた中産階級の実業家などに移行していき、 彼らはラファエル前派の芸術に興味を持っていったのです。

 若山美術館では近代の機械主義や合理主義を超克しようとした神秘的な思想を持ったイギリスロマン主義、 建築や絵画にわたる近代運動、ここにあげたラファエロ前派、アール・ヌーボーに至る世紀初期から世紀末までの作品を 紹介しております。 彼らの思いは後に続くバウハウスや日本における民芸運動、そしてデザイン界まで、 そして今日にも大きな痕跡を残しているのです。

ユーゲント・シュティール(Jugendstil): 1896年に当時ドイツ世紀末芸術の中心地であったミュンヘンで刊行された雑誌『ユーゲント』(Die Jugend)に代表される ドイツ語圏の世紀末美術の傾向のこと。 「青春様式」と表記されることもある。 19世紀末から20世紀の初頭にかけて展開し、絵画や彫刻のほかにも、建築、室内装飾、家具デザイン、織物、 印刷物から文学・音楽などの所謂総合芸術として取り入れられた。


休館のお知らせ


年末年始の休館日
    12月28日(水)~1月9日(月)

ご予約、質問等ございましたら
若山美術館 info@wakayama-museum.comにお知らせください。

logo_image